日本破綻そのとき
投資どころでない財産没収の危機
そして、世界大恐慌の始まり
経済が行き詰まり、破綻したらどうなるでしょうか。
我が国は、太平洋戦争の敗戦後に一度破綻しています。
その時は、預金封鎖(一定額以上引き出せない)、新貨幣への切り替え、緊縮財政をおこない超ハイパーインフレの対応をしました。
さらにこのとき、資産に対して財産税を課しました。この税は富裕層になれなるほど負担が高いものでした。この財産税の負担で我が国には大金持ちがいなくなったと言っても良いでしょう。
対応として、タンス預金という考える方もいるかもしれませんが、先に述べたとおり新貨幣への切り替えで旧貨幣は使えなくなっていました。
現代で同様なことが起きたら真先に預金は封鎖され、皆さんの好きな為替市場を含む全ての金融取引が閉鎖されるでしょう。その後、年金減額・廃止、緊縮財政とい道のりを歩むことになります。
しかし、それだけでは終わりません。我が国は、食料・燃料の大半を輸入に頼っています。外貨が失われれば輸入もできなくなりますので食糧不足による飢餓、燃料の高騰や不足による停電、物流の停滞とまさに経済活動ができない状況にとなります。
では、将来発生するかもしれない破綻に備え?財産税(資産没収)から逃れるため、現金を金(Gold)に替えて隠していれば良いと思うかもしれませんが、「犯罪による収益の移転防止に関する法律」で一定額を超える取引をする場合、本人確認や取引の目的を確認されます。また、購入した金は業者に預けるのが一般的ですが、隠し持つために持ち帰えるのは防犯上好ましくありませんし、本人確認もされていますから資産を隠すことはできないでしょう。なお、疑わしい取引は行政庁へ届け出されます。
誰もが大切な資産を失うのは耐え難いと思います。そのため、財産税を課すような事態になったら、不正に対する処罰も法制化されるはずです。
当然ですが、世界第3位の日本が破綻するのですから、全世界を巻き込んだ大恐慌となるでしょう。
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