為替や株式で大儲け、または大損するのは、急激な市場環境の変化のときです。
それは、往々にて後から「○○ショック」「○○危機」と命名されます。
ここでもスイスフランショックとリーマンショックの2つを例にあげましたが、過去においてはアジア通貨危機、オイルショックなどがあります。
これらショックや危機は前触れもなく突然訪れるものと、ある程度予想ができるものがあります。
スイスフランショックは突然であったために、過去に例のない大悲劇をもたらしました。中には儲けた方がいるかもしれませんが多くは損失を被りましたし、一部の取引業者は破綻に追い込まれました。
しかし、事前に予測できるものもあります。リーマンショックも一部では、ささやかれていました。リスクを冒さない人であれば株式などは売り払っていたと考えられます。
現代は、インターネットの発展などで、色々な情報を得ることができます。その情報を活かすかどうかで損益が変わるのはいうまでもありません。
株式ならば動く方向は「値下がり」で分かりやすいのですが、昨今の円はリスク回避の買いがあるので、どちらに動くかを見極めましょう。
東日本大震災のときは、経済に大きな影響を与えるのですから、円安になるかと思えば、結果は協調介入するまで円高の傾向を止めれませんでした。
円高になった理由は、海外資産を国内に移す(ドルを売って円を買う)ことが強まるということでした(実際にどの程度あったかは知っていません)。
筆者がこの記事を書いているときに、ささやかれているのは、中国における経済の減速(経済力の評価にも疑問)、過剰な不動産問題、シャドーバンキング問題をはじめとして色々あります。のちに中国ショック・中国危機とならないことを祈るばかりです。
ショック・危機に発展しないと考えますが、リスクとして石油価格の下落、中東の政情不安などがあります。
ショック・危機で取り返しのつかないダメージを受けないようにキナ臭いときは損失を被る可能性のあるポジシンの解消や減らすなどの対応を怠らないようにするのが大切です。逆手に取って利益が上げられるポジションを取れば利益を得られるかもしれませんが、利益を得ても後味があまり良くないですね。
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