パソコンソフト購入時の注意

パソコンにはソフトが必要ですが、利用時には、買い切り、サブスクリプションの確認を
しっかりと。
利用規約を確認しないで使用していると思わぬトラブルも。

まずはソフトの販売形態から選ぶ


有料ソフトを大別すると、購入すれば使用し続けることができる「買い切り」ものと、毎月(毎年)利用料金を支払わなければ使用できない「サブスクリプション」に分かれる。

 

買い切りの物でも、次のように分かれる。
@永久バージョンアップ無料
Aマイナバージョンのみアップデート無料
 (3.23⇒3.50にアップデートは無料、3.50⇒4.0へは有料)
B購入後1年はバージョンアップ、マイナーバージョンアップのサポートが無料
 ソフトは1年超えても使用できる
 この場合、任意の時期に追加で1年のメンテナンス料金を支払えばその時点から1年間は
 バージョンアップ、マイナーバージョンアップが受けられる。

 

詳細は、次で説明する。

ソフト購入前に利用規約を確認しましょう

パソコンを使用する際は、必ずソフトが必要となります。
メーカー品のパソコンを購入すると、いろいろなソフトが入っているので、普通の方なら不自由することはないでしょう。
しかし、動画編集、実況中継、ブログなど少し違うことをしようとすると、関係するソフトの導入をすることになると思います。

 

そこで、パソコンソフト購入に確認すべき内容について考えてみたいと思います。

 

普段生活している場合、著作権など他人の権利について考えることはあまりありません。
しかし、パソコンソフトを購入し、使用する場合は利用規約があり、そにに同意をしないとソフトをせっかく購入したのに利用できません(インストール時に同意しないとインストールができない)。したがって、インストールしたということはその利用規約に同意をしたということになりますので、守らないとなりません。
では、購入前に確認すべき具体的な内容は次のとおりです。

 

  • 利用者の制限
  • 個人利用のみ可能で商用(何らかの利益を得る)や業務用利用を禁止しているものがある。
    この場合は、一般的に個人利用とそれ以外でソフト代金が違うことが多い。
    同じようなソフトでも個人に限り商用利用を認めているものもある。

     

  • 利用形態(購入本人者、インストールしたパソコン1台のみ)
  • そもそも1台のパソコンにしかインストールできないものがありますが、購入者本人の利用に限り、複数台のパソコンにインストールし、同時利用をしないことを条件に2台以上のパソコンにインストールし、使用することを認めているものもある。

     

  • 利用期間
  • インターネットが普及していないときは、ソフトを購入すれば期限なく使えるものばかりでしたが、最近はインターネットを利用し、常に最新版の配信と付帯サービスのため月間・年間契約のものも普及し始めている。

     

  • バージョンアップ費用
  • ソフトのバージョンアップには、有料と無料のものがある。区分すると次のようになる。
     @一度購入すれば生涯無料
     A都度有料
     Bインストールしたパソコンを使用し続ける限り無料
     Cソフトのメジャーバージョンアップ時は有料でマイナーバージョンアップは無料
      (2.3から2.4は無料だが2.4から3.0は有料など)
     Dサポート契約によりその契約期間内にバージョンアップした場合は無料。
      契約をしていない場合で、新しいバージョンを利用したい場合は、契約又は再購入する
      ことになる。

     

  • ソフトの再入手
  • ソフトの購入はパッケージ版かダウンロード版のいずれかになる。一般にパッケージ版の再入手はできない。ダウンロード版は、販売者がダウンロード回数を示しているのが一般的なので確認が必要である(無制限のところもあるし、3回までというように制限しているところもある)。

     

  • プロダクトキーの再発行
  • ソフトが手元にあっても、インストール時にプロダクトキーの入力を求められるので、このキーについても管理しておく必要があるが、分からなくなったときにキーの再発行をするところがあるので、事前に確認し、必要な手続きを済ませておくのが良い。

     

  • ソフトの形態
  • プロダクトソフト・シェアウェア・寄付歓迎ソフト・フリーソフトに区分できる。有料が優れ、無料が劣っているということは無いので、利用目的に合わせ、機能や使用者の価値観で選ぶことになる。

 

最後に、パソコンは一般にインターネットに常時接続し、使用しているのが一般的です。そのため利用規約に違反した使用は容易に分かってしまいます。一般に利用規約に違反した場合、ソフトの利用ができなくなる可能性が高いので、必ず利用規約を確認することが大切です。
なお、認証時だけインターネットに接続し、あとはローカルで使用するから分からないのではという疑問があるかもしれませんが、ソフトによっては、定期的に認証をしないと使用できなくなるものがありますので、定期的にインターネットへ接続することを求められます。

製品版PDF-XCHANGEが試用版になる・キーが無効

私が使用しているソフトで、B購入後1年はバージョンアップ、マイナーバージョンアップのサポートが無料のものがあるが、長年サポートが切れていたのでサポートを延長するためネットで新しい情報を確認していた。

 

ソフトのレビューで、次のような書き込みがあった。
・1年を超えたら試用版になって利用できなくなった
・新たにインストールしたら製品版にできなかった(キーが無効)。
私の場合は、2018年に1年を超えたが2023年時点で問題なく製品版として使用ができている。この間にPCのクリーンインストールを実施し、PDF-XCHANGEも再インストールしている。
予想では、購入後1年を経過し、サポート期間が終了した後に出た新しいバージョンにアップデートしたため試用版になった。
最新版をダウンロードし、インストールをしたがサポート期間を過ぎていたので製品版にできなかった(キーが無効)ものと考えられる。
ちなみにこのソフトはPDF-XCHANGEである。
では、購入した製品版をどのように入手するかを説明する。
次のリンクからマイページにログインする。
https://www.tracker-software.com/login
ダウンロードリンクは、購入後1年以内の最新版バージョンをダウンロードできるようになっている。
なお、サポートを更新した後の画像なので、現時点で最新のソフトバージョンとなっている。

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